韓国料理レシピ/メニュー紹介

プルコギ

プルコギ

甘いたれに漬け込んで焼く牛焼肉

ハングル
삼계탕
カテゴリー
肉料理
辛さの目安

牛肉を甘いたれに漬け込み、下味をつけてから焼く焼肉。プルは「火」、コギは「肉」を表し、「焼いた肉」という意味のため、焼肉の総称として使われる場合もあります。

中央部分が盛り上がった独特な形状の鍋で、野菜やきのこ、春雨などを肉と一緒に焼きます。鍋のふちにたまったたれに肉を浸し、味をしみ込ませたら鍋の中央部分に戻して焼くということを繰り返します。肉に味がしみ込み、また肉汁がたれと混ざり合い、野菜などもおいしく味わえる料理です。

たれは、しょうゆ、酒、砂糖、にんにくなどのほか、りんごや梨などの果汁を加えることもあります。味がついているのでたれはつけず、サンチュに包んだり、キムチやねぎを包んで食べます。

バリエーション

プルコギ用の鍋ではなく、金網で焼く「ソクセ(金網)プルコギ」、または「パサッ(乾いた)プルコギ」もあります。焼く過程で火の上に落ちたたれが煙となって肉がいぶされ、香ばしい味わいになるのが特徴です。

また、豚肉を使用した「テジプルコギ 」、魚のふぐを使った「ポップルコギ」、いかを使った「オジンオプルコギ」など、プルコギの名でよばれる料理は多数あります。「プルコギピザ」や「プルコギバーガー」といった、ファストフードもあります。

歴史

肉に味つけをして、焼いて食べるという調理法は古くからあり、高句麗の時代(紀元前37年~668年)に作られた「貊炙(メッチョク)」という串焼きが起源とされています。その後、朝鮮時代末期の宮中で、牛肉に下味をつけて焼いた「ノビアニ」という料理が作られ、この料理が現在のプルコギに変化していったとされています。