韓国料理レシピ/メニュー紹介

チョングッチャンチゲ

チョングッチャンチゲ

納豆風味のヘルシーな味噌鍋

ハングル
청국장찌개
カテゴリー
鍋・スープ
辛さの目安

韓国で作られる味噌の一種「チョングッチャン」を使った鍋料理。チョングッチャンは、ゆでた大豆をわらに包んで発酵させる、日本の納豆に似た独特の香りがある味噌。そのため、チョングッチャンチゲは、日本の納豆汁と風味が似ています。チョングッチャンチゲは、味噌と同じく「チョングッチャン」とよばれることもあります。

チョングッチャンチゲは、トゥッペギとよばれる素焼きの器で作ります。牛肉、豆腐、白菜キムチ、青とうがらしなどを煮込み、味噌(チョングッチャン)で味をつけます。納豆に似た独特な香りと大豆のコクが混ざりあった、濃厚なスープの鍋です。また発酵過程が短く、栄養分の損失が少ないことから、韓国ではヘルシーフードとしても注目を集めています。

バリエーション

歴史

味噌のチョングッチャンの歴史は古く、1636年に起こった丙子の乱(清が朝鮮に攻め込んだ戦い)の頃に、清の兵士たちが糧食として持ち歩いていた味噌が伝わったとする説が有力とされています。1715年に書かれた『山林経済(さんりんけいざい)』や、1766年に書かれた『増補山林経済(ぞうほさんりんけいざい)』には「戦国醤(チョングッチャン)」という記述もあり、その時代にはすでに味噌のチョングッチャンが普及していたことがうかがえます。韓国で作られている味噌のチョングッチャンは、中国の清から伝えられた味噌という意味で、現在は「清麹醤(チョングッチャン)」という漢字を当てる場合もあります。