韓国料理レシピ/メニュー紹介

マンドゥ(餃子)

マンドゥ(餃子)

屋台などで親しまれる韓国式餃子

ハングル
만두
カテゴリー
副菜・屋台料理
辛さの目安

漢字では「饅頭」と書きますが、小麦粉を練って作った薄い皮で野菜や肉などの具を包んだ、韓国式の「餃子」のこと。一般的には、蒸し餃子を指しますが、正確には、蒸し餃子を「チンマンドゥ」、焼き餃子と揚げ餃子を「クンマンドゥ」、水餃子を「ムルマンドゥ」とよびます。

日本の餃子は、しょうゆと酢、ラー油を混ぜたつけだれが一般的ですが、韓国ではラー油ではなく、粉とうがらしを混ぜた酢じょうゆにつけて食べます。

バリエーション

具や皮をアレンジしたマンドゥも多く、「キムチマンドゥ(キムチ餃子)」や「ソゴギマンドゥ(牛肉餃子)」、白身魚を加えた皮を使った「オマンドゥ」などがあります。牛肉だしのスープに入れて食べる「マンドゥクク」や、鍋料理に仕立てた「マンドゥチョンゴル」も一般的です。

歴史

中国から伝わったとされる料理のひとつ。朝鮮半島に伝来した時期は定かではありませんが、15世紀に書かれた歴史書『高麗史(こうらいし)』にマンドゥに関する記述が見られることから、高麗時代にはすでに伝わっていたとする説が有力です。文献上に登場するのは朝鮮時代に入ってからで、17世紀に書かれた『飲食知味法(いんしょくちみほう)』に、小麦粉を練って作った生地で大根やきじ肉の具を包んだマンドゥが紹介されています。