土俗村（トソクチョン）

「サムゲタン（参鶏湯）」といえば「土俗村」といわれるほどの有名店。韓国の伏日（ポンナル）には何千羽分という数のサムゲタンが作られるそう。ペ・ヨンジュンやイ・ビョンホンといった韓流スターも数多く訪れる人気店です。

多くの人たちを魅了する「土俗村」のサムゲタンには、原材料へのこだわりがみられます。煮込んでもやわらかい鶏肉は、専用の養鶏場で育てられた地鶏のみを使用。鶏肉の中に入れるもち米も国内産にこだわっています。もち米とともに、高麗人参、ナツメ、松の実、ひまわりの種など30種類以上の食材を鶏肉の中に入れ、3～4時間以上グツグツと煮込んでいきます。

「サムゲタンは何度も食べたのでほかのものに挑戦したい」という方には、「オゴルサムゲタン（烏骨鶏湯）」がおすすめ。古くから漢方書にも健康食としての記載が残っており、貴重な宮中料理として食されていたというオゴルサムゲタン。黒い烏骨鶏の姿に一瞬ドキッとしますが、食べてみるとサムゲタン同様のおいしさが味わえます。

そのほか、鶏肉と野菜を甘辛く煮こんだ「タットリタン」や、サムゲタンと相性抜群の「パジョン（ねぎチヂミ）」なども楽しめます。

「土俗村」というのは、“伝統的な村”という意味。韓国の伝統的な料理であるサムゲタンを韓屋の店内で提供するこのお店は、ソウル市から伝統飲食店としての指定も受けています。広い韓屋で韓国伝統の味に触れてみてください。