ホバッチュクは、下ゆでしたかぼちゃをつぶしてペースト状にし、もち米と一緒に丹念に煮込んで作る、かぼちゃ本来の甘さを楽しむことができるお粥です。ホバッ(ホバク)が「かぼちゃ」、チュクが「お粥」を意味します。お粥の専門店のメニューとしてはもちろん、レトルト商品などとしても売られており、庶民的な料理として広く親しまれています。
胃のはたらきを活発にして食欲を増進させる働きもあるとされていて、前菜としてコースの最初に出されることもあります。
かぼちゃともち米をミキサーにかけ、ポタージュ風にして、舌触りをよくしたものも好まれます。また、小豆を一緒に煮込んだり、白玉をのせて食べることもあります。
かぼちゃが韓国に広く普及したのは、18世紀のころだといわれています。コロンブスがアメリカ大陸からヨーロッパに持ち帰り、アジアまで伝えられ、その後、韓国でもホバッチュクなどの料理が誕生しました。