イ・ジフン来日ファンミーティング「夏の思い出」＠品川インターシティホール

歌手・俳優として活躍中のイ・ジフンが、7月20日に品川インターシティホールにてファンミーティング「夏の思い出」を開催した。昨年11月に予定されていたファンミーティングの中止を受け、本人の“日本のファンのために必ず実現させる！”という強い思いで企画された今回のイベントでは、ミュージカルナンバーを始め、オリジナル曲を披露。また、ファン参加型の質問コーナーやダンス対決などジフンの熱い思いが伝わる公演となった。

さらに、クチビル王子の呼称に対し、「もう王子じゃないですけど（笑）。クチビルよりも（ファンは）他のところが好きなのでは？お尻とかね」と会場を爆笑させた。
続くファンからの質問コーナーでは、ドラマ『ハローお嬢さん』で女装して歌っていたトロットを再現してほしいとのリクエストに応え、こぶしを回した歌声を披露。伸びやかなヴォーカルで拍手喝采を浴びた。また、新ドラマの予定を聞かれると「下半期9月頃から時代劇の撮影に入る予定。今回もカッコいい武士の役でお目にかかれると思います」と明かし会場を歓喜させた。

「今日は本当に楽しいですか？僕も本当に楽しいです。本当はすごく心配していたんです。久しぶりにお会いするので、皆さんが “カン” （ライブでのノリ）というものを忘れてしまっていたらどうしようかと（笑）。皆さんがずっと静かに座っていたらどうしようかなとすごく心配していました。僕は今までたくさんファンミーティングやコンサートをしてきましたが、歴代の中でも今日のファンミが一番良かったと思います！僕も、そして皆さんもきっとこの場を待ちわびていたのでこのような雰囲気になったのではないかと思います。本当にありがとうございます！」。興奮した様子で語るジフンに客席から大きな声援が沸く。今後の活動について、「現在韓国で9月まで行われているミュージカル『エリザベート』を一生懸命演じたいと思います。そして、来年のことで極秘なんですが少しだけヒントを差し上げます。来年すごくいい作品でまたお披露目ができると思います。韓国で助演として参加する作品になると思いますので楽しみにしていてください」と期待感を高めた。

続けて「今日本当に僕は幸せな人間だなと感じています。この時間がこのまま止まってしまえばいいのになって思います。次にお会いできるのはいつになるかわかりませんが、今日のこのいい雰囲気、素敵な感情を大切に胸に留めておいてください。次にお会い出来る時を楽しみにしながら、お互いに一生懸命生活していきましょう。皆さんのためにいつも祈っています」また、先日の台風についてジフンは「大丈夫ですか？」と日本語で問いかけ、「皆さんに会いに来るのに、台風で飛行機が飛ばなくなったら大変ですからね。だから台風が大きく反れるように祈っていたんです。いつも良いことが続きますように。そして素敵な瞬間を記憶に留めながら、「今、この瞬間」という曲を最後にお届けしたいと思います」と告げると、エンディングはミュージカルナンバー『ジキル＆ハイド』より「今、この瞬間」を熱唱。ジフンの伸びやかなビブラートの効いた歌声に、会場は時間が止まったような雰囲気に包まれ、迫力あるステージはフロアを至福の世界へと誘った。

最後まで名残惜しそうにステージの袖で「バイバイ」する愛嬌を見せたり、公演終了後には握手会でファンとの絆を深めたりとファンミーティングを盛況に終えたイ・ジフン。本人はもちろんファンにとっても記憶に残るスペシャルな「夏の思い出」となったことだろう。次回作も決定し、意欲的に活動するイ・ジフンに注目したい。