ジョン・ヨンファ（from CNBLUE）来日ソロライブツアー＠東京国際フォーラム

同ライブは2月27日のソウル公演を皮切りに、日本、香港、中国、タイ、台湾など6カ国8都市で11回にわたり開催されるアジアツアーの一環として行われた初単独ライブ。ソウル公演では発売開始5分でチケットが完売、日本公演ではファンクラブ先行募集で受付初日から会場のキャパシティを大幅に上回る応募が殺到するなど、ジョン・ヨンファの人気の高さを知らしめた。そんなプレミアムなライブでは、ヤン・ドングン、Verbal Jint、ユン・ドヒョン（YB）、JJ Linといった様々なビッグアーティストとのコラボレーションで話題を呼んだソロアルバムを中心に、CNBLUEのヒットナンバーや練習生時代に影響を受けた海外アーティストのカヴァー曲を披露して新境地を見せた。オープニングはバンド演奏から始まる静かな幕開け。

今回のライブでは、影響を受けた海外アーティストのカヴァー曲にコスプレ姿を交えて披露するスペシャルナンバーも準備され、OASISの『Supersonic』ではGジャンをはおり、ブロンドのかつらにレトロな丸いサングラス。タンバリンを持つ手を後ろ手に組み、ボーカルのリアム・ギャガ―になりきって観客にアピールしたり、頭にバンダナを巻いたスタイルでBon Joviに扮し『You Give Love A Bad Name』を熱唱したりとファンを大いに楽しませた。さらにコラボ曲『Mileage』では、ヤン・ドングンのラップにも挑戦するなど、幅広い才能を披露し一旦退場した。

ライブもいよいよ大詰めを迎えると、「準備はいいですかー！」力強いヨンファの合図でCNBLUEメドレーがスタート！しっとりとした歌い出しから『Can’t Stop～ I’m sorry ～Lady』とパワフルでアッパーな楽曲を次々と繰り出し、熱の入ったステージングで観客をヒートアップさせる。曲の間奏では自慢のヒップをフリフリするヒップダンスも披露すると客席は沸きに沸いた。

ここまでエネルギー全開で走ってきたヨンファだったが、疲れ果ててステージに座り込む一幕も。ファンの熱狂的な声援を受けて元気をとり戻すと、再び『Can’t Stop』のサビを歌い出し、客席は一体となって大合唱。さらに『Man in Front of the mirror』の軽快なリズムに乗ってパントマイムで投げKissをしてみせたり、バンド紹介ではメンバー一人ひとりに絡んで笑いを誘ったりと、ヨンファのエモーショナルなアドリブも飛び出したゴキゲンなライブ運びで楽しませた。

ここでヨンファから、「今日、最後だから皆さんにプレゼントがあります」と、5月6日に日本武道館で“One Fine Day”のアンコール公演が決定したことが発表されると、一際大きな歓声が上がった。最後に、「僕は“One Fine Day”が大好きなので、皆さんと一緒にもう一回やりたいです。初めてのツアーですけど、皆さんと一緒にライブを作って本当に感動です。2009年からずっと活動してきて大変なこともありましたが、皆さんがいるから今のジョン・ヨンファがいます。やっぱりライブが僕の居場所です！大好きです！今日、本当にOne Fine Dayでした。皆さんのOne Fine Dayになったら僕も嬉しいです」とメッセージを送ったヨンファ。ラストは『ある素敵な日』を熱く歌い上げ、興奮覚めやらぬままステージを後にした。