2年ぶりとなる単独イベント「ハン・ヒョジュ 女優日和」の模様!
開催 | 2013年11月21日 |
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会場 | 東京国際フォーラム |
出演 | ハン・ヒョジュ MC:古家 正亨 |
ドラマ『華麗なる遺産』や『トンイ』、大ヒットを記録した映画『王になった男』『監視者たち』など、韓国内で数々の人気作品に出演し、その演技力が高い評価を受けている女優、ハン・ヒョジュ。11月21日、雑誌「韓流ぴあ」にて連載中のエッセイ「ヒョジュ日和」に連動した来日イベント「ハン・ヒョジュ 女優日和」を開催した。
VTRに続き、ステージ中央からハン・ヒョジュが登場すると、会場は一筋の光が射したような明るい雰囲気に包まれた。「みなさん、こんにちは。ハン・ヒョジュです。お久しぶりですね、もう2年ぶりですね。今日こんなにたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございます。ドキドキします(笑)。一緒に楽しみましょう」ときれいな日本語での挨拶に、ファンから大きな拍手が贈られた。2年ぶりの来日ファンミーティングということで、MCの古家に「ファンのみなさんと会いたい気持ちはたくさんありましたよね?」と尋ねられると、「はい、もちろんです。今日こんなに会えて本当に嬉しいです」と日本語で心境を語った。
今年は、最新映画『監視者たち』の撮影とプロモーションで、忙しくしていたというヒョジュ。アクションもこなしたことについて「短くですが、面白かったです。(と日本語に続き)これまでに味わったことのない演技の楽しみがありました。機会があれば、すべてアクションの映画にも出演してみたいです」とアクション作品への意欲を見せていた。「韓流ぴあ」に連載中の「ヒョジュ日和」について問われると、「仕事でのインタビューなどではなかなかお見せできない、人間ハン・ヒョジュについてお見せできる機会になったと思います。そして、1年間続けられたことにとても感謝をしています」と語った。
先日行われた、“韓流10周年を祝うあなたが選ぶ韓国ドラマ大賞”で、女優部門4位に輝いたヒョジュ。「4位ですので、ちょっと……(笑)。なんと言いますか1位、2位というのもいいと思いますが、この4位というのはこれからもっと上に上がれる順位でもあるので、そういう意味でとても楽しみな順位かなと思います。(続いて日本語で)でも、ずーっと4位でも大丈夫です。みなさんがいるから」と告げ、会場の笑いを誘った。現在NHKで放送中のドラマ『トンイ』については、「個人的には、大きな達成感を得たドラマでした。女優として、人間としてとても意味のあるドラマになりました」と振り返った。ここで、『トンイ』のイ・ビョンフン監督、映画『ただ君だけの』ソン・イルゴン監督などから寄せられたメッセージ映像が映し出された。
監督たちは口々に、「西洋的な魅力が映画を引き立てた」「明るく、人に好かれる性格」「ダイヤモンドの原石のような存在」などと、ヒョジュを絶賛していた。次は「みなさんが見たままの人です。ジャンルにこだわらず共演したい。キャスティングしたい女優、ナンバーワンです(コ・ス)」「爽やかで明るい。撮影中はいつも楽しかった。ポジティブなパワーをもらえて嬉しかった。今度は悪女を演じて欲しい(ペ・スビン)」と、共演者からのメッセージ。映像を見ながらツッコミを入れたり感想を述べたりと、会場を和ませていたヒョジュ。メッセージを聞いて、緊張がほぐれたと顔をほころばせた。また、ペ・スビンからのリクエスト、悪女役にも意欲を見せていた。
続いて出演作品の映像が映し出されると「(『ただ君だけ』は)視覚障害者にもかかわらず明るく生きている役で、泣くことより涙をこらえて笑うことがとても辛いことだと感じました」「(来春日本公開予定の『絆創膏』は)ロマンティックコメディです。心から笑えて大きな声も出せて楽しめる作品だったので、現場でも痛快でした」と撮影当時を振り返った。ラストは、イ・ビョンホンから「デビュー作ではまだ幼かったけれど、またいい女優が出たなと思った。王妃役では予想できないくらい、いい演技をしてくれた。彼女は撮影の合間に本を読んで、内面を豊かにしようとしていた。これは真似をしたいと思った。彼女はお酒がとても強いです。最後まで酔わないのでびっくりした(笑)」とのメッセージを受けたヒョジュ。「『王になった男』では、私の役は痛みや苦痛、そして寂しさを抱えた王妃だったので、現場では孤独でありたいと思っていました。何もしないで待っていると周囲の方たちとお話をしたりという状況になってしまうので、一人の時間をなるべく持つために本を読んでいました」と、役作りのための読書だったと明かした。
ここからは、韓流ぴあのウェブサイトで募集した質問に答えるコーナー。「身長169cm、42歳独身の地方公務員ですが、彼氏の対象になりますか?」と最初から弾けた質問。ヒョジュが「身長と歳は、ぜんぜん大丈夫です。一度顔を見て……(笑)」と日本語で答えると、会場に笑いが広がった。「一番尊敬している人は?」には、「母です。子どもの頃から、本当にいい教えをたくさんもらいましたが、そんな母を見ていて将来自分が母親になったとき、母のようにできるか自信がないくらい、たくさんの愛情を受けましたし、いろんな教えを受けました。女性として本当にすごいと思いますし、一番尊敬しています」と回答。「これからしたいことは?」には、「たくさんあります。俳優の道を歩んで10年ほど経つのですが、近い将来にはこの経験を通じてもっと多くの方々の役に立ちたいと思うのです。機会があれば演技心理学を学んでみたいと思います。医療の現場で心理治療として役に立てると思うので、時間や機会があればぜひやってみたい分野です。もし20年後に、私が心理治療をしていたら、みなさん来てくださいね(笑)」と答え、ファンから大きな拍手が送られた。
「日本映画で好きな作品は?」に、「岩井俊二監督さんの作品も好きですし、犬童一心監督さんの作品も好きです。特に『ジョゼと虎と魚たち』や『金髪の草原』が好きです」と、日本映画にも興味がある様子だった。「初めてデートした場所を教えてください」には、「公園、小学校の時(笑)」。「一番好きな散歩コースを教えてください」は、「漢江(ハンガン)と、南山(ナムサン)です。漢江の脇には遊歩道ができているので、お天気のいい日にはテントを張って風に当たったりもしていますし、たくさん歩いています」と答えた。
実は、最後の2つは広末涼子と犬童一心監督からの質問。スペシャルゲストとしてステージに現れるというサプライズで、会場を大いに沸かせた。「広末涼子です。突然お邪魔してすみません。ヒョジュちゃんは韓国の女優さんで唯一のお友達であり、一番大好きな女優さんです。4位じゃないです」と広末の挨拶に続き、「僕の作品を好きだと言っていただいて、本当に光栄です。デビュー作の映画から観てます。それを観たときに、この人は絶対いけると思いました。ぜひ、僕の作品に出てください」と、犬童からは熱いオファーも。三人のトークで会場を盛り上げた後、広末と犬童に質問をする機会がヒョジュに与えられた。
「私と作品をご一緒いただけるお考えはありますか?」という質問に、犬童は「もう、いつでも」と即答。ヒョジュは「こんなにたくさんの証人がいますよ」と念押しをして、会場は笑いに包まれた。広末には「最近、女優として生きていくことについていろいろと考えさせられるのです。私をはじめ後輩の女優達に伝えたいことがあったらお願いします」と、こちらも女優らしい質問。広末は「女優としてはもちろんだけど、女性として人として楽しんでイキイキと歳を重ねていくことが、きっと輝きを失わず女優としていい作品に出会っていける秘訣じゃないかなと思います」と、素敵なアドバイスで締めくくった。
次は、ファンが直接ヒョジュに質問ができるというコーナーで、抽選で選ばれた3人のファンがステージに招かれた。1人目の「日本の映画やドラマで好きなものはありますか?」という質問に「さっき言いましたので、ほかのものを考えてみますね。最近観たドラマで『Mother(マザー)』が好きです」と回答。「もし女優でなかったら、何の仕事をしていましたか?」には、「とても考えさせられる質問です。多分、何かクリエイティブの仕事についていたと思います。絵を描いたりとか、デザイン会社に勤めたりとか」と答えた。最後の高校生の女の子は、感激で泣きそうになりながら「実は今日は私の誕生日です。今日のファンミーティングが私は最高のプレゼントになりましたが、ヒョジュさんが誕生日にプレゼントされたいものは何ですか?」という質問。ヒョジュは、「私をあげたいですけど、何も知らなかったので誕生日の歌を……。♪センイルチュッカハムニダ~」と歌い、そのファンを感激させていた。
一旦ステージを後にしたヒョジュが山下達郎の『クリスマス・イブ』をバックに再び登場すると、朗読劇がスタート。「彼女は、毎年クリスマスにはクリスマスローズを買うのが習慣だった。買いに行った花屋で唐突に渡されたメッセージカード、胸騒ぎと怖さの狭間でカードを開けると、それは2年前に離れ離れになった彼から贈られたもの。カードには一緒だった頃の思い出が綴られ、最後に“明日、ソウルに戻る。唐突だが結婚しよう。OKなら、漢江の出会った場所で待っていて欲しい”と書かれてあった。ふと見上げると、そこには彼の姿が……、いや正確に言うと彼のお面をかぶった花屋の店員だった。会った時の言葉は、(日本語で)OKよ。違うか……。よろしくお願いします! 違うかな? やっぱり第一声はこうようね。メリー・クリスマス! サランヘヨ」
ファンが惜しみない拍手を贈る中、『ひだまりの詩』を透き通るような声で歌い上げたヒョジュ。途中で客席に降り立ち、持っていた花束をファンに手渡すというサプライズで会場を沸かせた。歌い終えると「歌っているときにみなさんがペンライトを振ってくださったので、あまりに感動して途中で歌えなくなりそうでした。ありがとうございます」と、ファンに感謝の気持ちを伝えた。最後のプログラムとして、弦が2本の楽器“ヘグム”を自ら演奏。ドラマ『トンイ』を愛してもらった恩返しとして考えついたということで、ヘグムは『トンイ』の中で実際に使われたものを用意。『ムーンリバー』を、ピアノと弦楽を従えて演奏し、ファンを魅了した。
演奏の後は、日本語で綴ったファンへの手紙を読み上げた。「こんにちは、ハン・ヒョジュです。お久しぶりです。もう2年ぶりですね。2年という時間がどのように流れたのかわからないまま、私は女優として一生懸命に1日を生きていました。みなさんは、どう過ごされましたか? 手紙を書いている韓国は今、完全な秋です。私は春と秋の日差しがとても好きですが、最近はこの季節はどんどん短くなり一日を過ごすのがとてももったいないと思う毎日です。でも今年の秋は、こんな私の心をわかるように結構長くもってくれるようです。毎朝、秋の日差しが、秋の青い空が、涼しい風が、すべてがとても感謝の気持ちでいっぱいです。私は最近、感謝の心をより多く持つようになりました。毎朝、目覚めることに感謝し、おいしい食べものを食べることに感謝し、雨の日にはなぜかセンチになるこの気持ちに感謝し、世の中のとてもよい音楽と映画が多くあることに感謝し、私に幸せな悩みを与えてくれる芝居という仕事ができることに感謝し、たまに訪ねてくる試練の痛みを感じ、またその痛みを流せるような勇気に感謝し、様々なことから私を守ってくれる、また私が守るべき家族がいることに感謝し、私のために頑張ってくれる多くの方に感謝し、また私を愛してくれる人たちがいることに感謝します。私の話ばかり語りましたよね? すみません。要するに、感謝の気持ちが多くなり、人生がより楽しくなったということです。みなさんは、どう過ごしていますか? ここにいらっしゃるみなさんが、健康で幸せになることを心から祈ります。2年前、みなさんが私にくださった拍手の音は、私の心に未だに残っています。舞台から感じていたその拍手の音は、真心で熱かったです。苦しいときは目をつぶって、その拍手の音を思い出します。「大丈夫だよ」と言ってくれるようです。私には頼もしい力になりました。ありがとうございます。みなさんにも今日のこの思い出が、いい思い出として、ときには引っ張り出してみて微笑むような日になれたらいいなと願います。寒い時期に風邪に気をつけてください。今年のクリスマス、愛する人たちと温かく過ごしてください。早いけど、メリー・クリスマス! それじゃあ、また会える日までさようなら。元気な姿でまた会いましょう。ありがとうございました」
ヒョジュがステージを去ると、会場にアンコールの拍手が響き渡った。ほどなくステージに戻ったヒョジュは、山下達郎の『クリスマスイブ』を歌い、一足早いクリスマスをファンとともに祝った。ファン一人ひとりの顔を心に刻むように客席に目をやりながら歌う姿に、2年ぶりの再会を一番心待ちにしていたのはヒョジュ自身だということが感じられた。感謝の気持ちを伝え、ヒョジュの優しさと明るさが会場を包み込み、ファンに極上の癒やしをプレゼントしてくれたファンミーティングの幕を閉じた。
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