チ・ヒョヌ×ソヒョン（少女時代）『恋する泥棒～あなたのハート、盗みます～』

チャン・ドルモク役（29歳)/チ・ヒョヌ

国家認定資格をすべて備えた、全天候型のトラブルシューター
幼い頃、ホン会長の悪巧みで両親を失い、紆余曲折を経て父親の友人であるパンスの息子として育つ。学生時代からホン会長一家により様々な不公平なことを経験し、常識が通じない汚い世の中に反旗を掲げひねくれ始める。大好きな父パンスの喜ぶ顔がみたいという思いだけで、一生懸命勉強して会計士にも、弁護士にもなったものの、法の上に君臨する上流階級の人々の悪事の後始末に嫌気がさし、今は、サービスセンター「Justist」を経営しながら義賊“J”として昼と夜が逆転した重二重生活を送っている。「Justist」は、法で解決できないことを、法の網をくぐりぬけ解決してくれる何でも屋。盗みをした後は必ず”J”という頭文字を残しているが、その理由は、“泥棒様”たちに自分の存在を知らしめる目的のほか、幼い頃離れ離れになった最愛の兄ミンジェ(のちのジュニ)を探すためでもあった。もしかしたら今は子供の頃からの夢だった検事になっているかも知れない兄が、有名な泥棒になった自分の存在に気づいてくれることを待ち望んでいる。
初恋のファヨンを忘れられないでいたが、いつしかいつも自分の傍にいる幼馴染のソジュに惹かれはじめる。大らかに振舞うけど、意外と繊細な性格。愉快で、深刻なことが嫌い。弱点は、情にもろいところ。父パンスのことが世界一大好きで、父親のためなら何でもできる。ドルモクにとって父パンスは絶対的存在である。

カン・ソジュ役（29歳)/ソヒョン（少女時代)

ソウル中央地検特捜部の捜査官
熱血警察官。強い義侠心と正義感、父親から伝授された柔道実力を備え、学生時代はみんなの憧れの存在だった。早くに母親を亡くし、刑事の父親に育てられたが、ホン会長の悪巧みで最愛の父親までも失ってしまう。不可解な父親の死に疑問を抱き、手がかりを探し続けている。
ドルモクとは幼馴染で、その後、偶然と必然を重ねながらお互い惹かれあい始める。下っ端の巡査として勤務していた頃、検察庁で有名な検事の蛮行と不正を徹底的に追跡して法廷に立たせたことでジュニの目に留まり、中央地検特捜部のジュニの指揮下に入る。父親の死の手がかりを探してドルモクと仲間たちの住み処である骨董品店「サンウンユル」にやってきて、ドルモクとの危険で甘い同居が始まる。

ハン・ジュニ役（34歳)/キム・ジフン

ソウル中央地検特捜部の検事
子供の時の名前はチャン・ミンジェ。泥棒だった父親パンスは、母親と幼い自分に深い傷を与えた。それはドルモクを連れてきたこと。知り合いの子供と言ったが、おそらく父親の愛人の息子であろうと、確信していた。まともに生活費を稼ぐことすらできなかった父親が、自分には見せたことのない愛情でドルモクに接する姿を見て、ドルモクを憎んだ。しかし、自分に慕ってくるドルモクがかわいく思えて、心の葛藤は次第に大きくなるばかりだった。ある日、父親は再び盗みを働いて捕まり、母親はドルモクを助けようとして無念の死を遂げてしまう。その日以来、父親を捨て、愛憎の存在であるドルモクも捨てた。自ら孤児院を訪れ、孤児だと嘘をつき孤児院の院長の姓を取って新しい身分を得た。それ以来、一度も.親を訪ねることはなかった。金もコネもない。身を削る思いで生活費を稼ぎながら勉強して司法試験に首席で合格した。そして、今は最も勢いのある検事となった。必死に生きてきたため、友達も恋人もいない。地方大学出身だという理由で、検事になってからも仲間はずれにされるばかりだ。しかし、それがむしろ彼の原動力となる。法と規則以外、誰かを特に大目に見てやる必要もなく、媚を売る必要もない。
司法試験に合格して、国会議員でファヨンの父親であるジョンテの支援を受けていた時、家庭教師として初めてファヨンと出会う。そして、彼女が住む世界こそ、自分がずっと夢見ていたところだったことに気づきファヨンに心を開こうとしていたけど、なぜか部下のソジュが気になり始める。

ユン・ファヨン役（29歳)/イム・ジュウン

ホン会長の孫。国際弁護士、巨大ローファームの弁護士
国会議員ジュンテの一人娘として、母親からは特権意識を受け継ぎ、父親からはそれを巧妙に隠すことができる自制心を受け継いだ。内面は骨の髄まで俗物だけど、見かけは育ちのいい優雅で洗練された完ぺきなお嬢様。状況判断が早く、人の心を見抜く能力も卓越しているため、どちらの立場に立つべきか、そして誰を味方にするかが分かる政治力を本能的に身に着けている。
自分の家柄なら、良家との見合い話がいくらでもあるはずなのに、戦略的にジュニを選んだ。お金もコネもないジュニにとって自分は頼りの綱であり、自分に一生尽くしてくれるだろうと考えたからだ。また、裕福な身分が貧しいジュニを選ぶことで、慈悲深さと賢明さのアピールもできる。しかし、ジュニには心を開かず、自分に惚れている他の男たちとの駆け引きを楽しんでいる。