第63回カンヌ国際映画祭脚本賞『ポエトリー アグネスの詩』

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第63回カンヌ国際映画祭脚本賞

カンヌ国際映画祭をはじめ、各国で賞賛された韓国の名匠イ・チャンドン監督の『ポエトリー』が2012年2月、銀座テアトルシネマにて公開決定!

主演のチョン・ドヨンに、カンヌ国際映画祭の主演女優賞をもたらした『シークレット・サンシャイン』から3年。寡作で知られるイ・チャンドン監督が、韓国で実際にあった女子中学生集団性暴行事件から着想を得て、人間の中の清と濁を今まで以上に複雑に交差させ、緻密にして陰影深い物語を織り上げたのが、本作『ポエトリー アグネスの詩』である。

娘の代わりに、中学生の孫息子を育てている初老の女性ミジャ。ある日、偶然みつけた詩作教室に通い始め、美しい言葉を探し求めていた彼女に、驚愕の事実が舞い込む。ある少女の自殺に孫が関わっていたのだ。やがて少女の足跡を辿りはじめたミジャが、最後に生み出す一篇の詩とは・・・?

「映画は、詩は、何のためにあるのか」と自ら問う名匠が、不毛な現代に送る問題作です。

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イ・チャンドン監督 来日時のコメント

『ポエトリー アグネスの詩』は、数年前に韓国で起こった暴行事件に私が衝撃を受け、その事件を題材に映画を撮りたいと思ったことから製作が始まりました。

被害者を主人公にすることも、取材する記者を主人公にすることもできたと思いますが、私はそういう手法で描きたくなかったのです。どうしようかと悩んでいたころ、京都のホテルでテレビを見ていたら、瞑想的な音楽と共に魚釣りののどかな映像が流れていました。その瞬間、“詩”というタイトルが浮かび、60代の女性が初めての詩を書く話を思いついたのです。

美しさ、汚らしさ、醜さはすべて繋がっています。人の苦痛を受け入れた時にこそ美しさが生まれます。主人公のミジャがそれを体験していく様を描きたかったのです。

映画を作る私ができるのは、問いかけです。それが私にとって、映画を通して観客と意思を通い合わせる最善の方法なのです。『ポエトリー アグネスの詩』をご覧になって、これから生きていく人生の中で、観客の皆様がなんらかの答えを見つけ出していってほしいと思っています。

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『ポエトリー アグネスの詩』2012年2月、銀座テアトルシネマにてロードショー!

監督・脚本:イ・チャンドン
出演:ユン・ジョンヒ、イ・デビッド、キム・ヒラ、パク・ミョンヒン
撮影:キム・ヒョンソ / 編集:キン・ヒェン
2010年 / 139分 / 韓国 / 35mm / カラー / ヴィスタ / 原題:Shi(詩)
提供・配給:シグロ/キノアイ・ジャパン

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